長峰山

爽快な展望の散策路

読み方ながみねやま
標高933m ※山頂の標高です。
位置長野県安曇野市
水系信濃川

実走日2001年5月20日(日)
地図などGoogle Maps地図院地図

長峰山は、松本盆地の東縁にあって北アルプスと相対する小丘である。穂高の市街近くから山頂の様子がよく見えるので、あれは眺めがいいんだろうなと思っていたのだが、行ってみると実際その通りだった。

頂上のごく近くまで車道が通じているし、舗装路で走りやすく、麓の明科からの比高は400m程度なので、気軽に訪れることができる。また北側の道は森林浴気分で気持ちがいい。お勧めである。

上りはじめに近いあたり山頂付近

今回のテーマは長峰山へお弁当を持って。おれは明科のセブンイレブン(今はない)で弁当を買い、北側から長峰山を目指すことにした。

明科の市街地から、会田川沿いに進む県道302号線に入って篠ノ井線を越える。すぐ右手に長峰林道の入口がある。さあ登坂開始。

道は1車線の新しい舗装。坂はきつくない。7〜8%くらいか。はじめのうちは、右側に明科駅を見下ろしつつめりめりと高度を稼ぐ。ところどころに、山頂までの距離を示す看板がある。

やがて展望はなくなる。深い森で清々しい。交通量も少なく、快走する。気づくとセミがわんわんと鳴いている。もうそんな季節なのか?

しばらく上り、左折して山頂の裏側に回る。今度はちらと会田川沿いの眺めがある。長野道の灰色のコンクリートの擁壁が目に入る。やがて駐車場に到着。


山頂からの眺め

駐車場から少し歩いて山頂へ。ベンチやウルトラマンみたいな色の鉄のオブジェがある。

山頂の盆地側は開けた草原になっているので、眺めの素晴らしさは何とも言いようがない。飛騨国との間に屏風のように立ちはだかる、常念岳をはじめとする北アルプスの山々と、足元の美田と、左から右に流れていく犀川とそれに反対から流れてきて合流する高瀬川。

それを見ながら、(あまり風情はないが)コンビニ弁当を広げる。ちなみにここには、トンビが人間を襲って弁当を奪おうとするので注意……という趣旨の看板がある。

もちろんここにはお決まりの展望案内板もある。それを見ながらでもどのへんが安曇野なのかしら?と首をかしげているおばさんがいた。

もともとは、犀川の手前側が東筑摩郡、犀川の向こうが南安曇郡だから、川の向こうだけです、というのが正統派の答えなのかもしれないが、実際安曇野というのがどこなのかは松本に4年間住んでいたにもかかわらずおれにもよくわからず。東筑摩郡の明科町も合併して安曇野市になったわけだし……。


光城山へ向かう途中の道からの眺め

さて出発。さっき左折したところまで戻って道の続きを走る。いよいよ交通量は少なくなる。最初だけ右側に眺めがある。

少し行くと光城山の入口に到着。右にそれて少し上がると光城山の山頂に到着。少し散歩する。木が生い茂っていて眺望はあまりないが、桜並木がある。ちなみに桜の名所であり、桜のシーズンには花が山腹を山頂から麓まで帯状に埋める様子が遠くからもよく見える。

光城山の読み方は、麓のという集落名の読み方がひかるだからひかるじょうやまだと思うのだが、写真集安曇野・白馬山麓にはひかりじょうやまと書いてあり、よくわからない。ちなみにこの写真集には長峰山と光城山からの眺めの写真が載っていて、非常に美しいので、興味があればお勧め!

ここ以南は道は急激に下る。花川原峠の南側の下りによく似ている。やがて豊科町の田沢へ向かう県道57号線にぶつかる。

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2005年7月18日初版 / 2015年1月8日更新