野福峠

海の近くのうねうね峠

読み方のふくとうげ
標高290m
位置愛媛県西予市・宇和島市
道路愛媛県道45号線
水系東川・肱川

実走日2014年9月14日(日)
地図などGoogle Maps地図院地図

野福峠は法華津峠の隣にある峠で、それと同様に海岸沿いの低地と肱川上流の盆地を隔てる尾根の上にある非対称峠である。標高は特に高くはないのだが、地図を一見すれば、海側の道がものすごくぐねぐねしていて楽しそうだということがわかる。まあ実際その印象の通りなので、好きな人は楽しんでください。

この峠には新旧2本のトンネルがあって、古い方は俵津隧道、新しい方は野福トンネルという名前になっている。おれは帰ってきてからしまったと思ったのだが、後者を走ってしまったのであった。もちろん前者の方が峠道としては長く静かに楽しめると思う。ちなみに前者を通った場合の最高標高は330mほどになる。新道とあまり変わらないなぁ……。

俵津

僕は法華津峠を越えて宇和海沿いの国道378号線に出て、少し西進して海側からこの野福峠を越えることにした。

国道378号線で湾沿いにうねうねと進んでいくと、やがて俵津の集落が見えてくるが、正面の斜面を多数のガードレールがうねっているのも見えてくる。法面工や斜面を這うような橋も見える。すげーな……野福峠へはあの中を走っていくのだ。やれやれやるしかないかという気分よりは、ちょっとハイな気分の方が勝っている。


みかん畑の中の道

さて俵津で県道45号線に入って上り始める。上り始めの時点では正面にさっき見た法面工がずんとせり出しているのがよく見える。じきに集落は終わり、その背後のみかん畑の中を強烈にうねる道筋となる。改良工事が進行中で、道はだいたい2車線ある。随所で旧道が放棄されているのを見る。路傍には法華津峠と同様にみかんモノレールが多い。

風景自体は瞽女ヶ峠あたりに似ているような気がする。そう思いつつ、よく19年前の風景を思い出せるなあと自分で少し感心もする。


道路と俵津の集落と海を見下ろす

カーブを次々にクリアし、海と畑と道路と集落の眺めも移り変わる。しかしある意味単調といえばそうだろう。勾配自体は緩い。

数えてみると、見下ろす道と今いる道と見上げる道で計8段見える地点もあった。この段数はあの過激なうねうね道の二本杉峠を上回っている。


野福トンネル

野福トンネルの入口に到着。右に林道のような道が分かれている。実はこれは旧道なのだが、冒頭で書いた通り、おれはその可能性をすっかり忘れていて、走破はしなかった。法華津峠の方に向かって稜線を行く林道なんだろう、くらいに思ったのだ。

少し休んで野福トンネルに入る。長さは868m。曲がっていてしかも上りのトンネルだが、勾配はきついわけではないし、狭くもないのでまあ走りにくくはない。抜けると緩いカーブの広い道で一気に下る。すぐに国道56号線にぶつかってしまい下りは終了。近くにある卯之町駅の標高は(法華津峠のところでも書いたが)207.8mもある。

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2015年3月12日初版